2021-06-27 懐かしい物を手に入れた僕にバズるという切っ掛けを与えた(へルタースケルター)懐かしい作品は、トレンドからでした 日記ブログになりますが、今日BOOK・OFFで懐かしい物を手に取りました。 岡崎京子さん原案の「へルタースケルター」です。 この作品は昔から好きでして、一度手放したのですが不意に読みたくなり買って来ました。 結論を述べますと、トレンドは時に人生を変えてバズらせます。 大袈裟な書き方ですが、普段会うこともない見知らぬ人と会った切っ掛けを作りました。 又僕は、つい最近までYouTubeをしていたんですが、少し前のトレンド「シン・エヴァンゲリオン」のアスカというキャラの動画編集(1分弱)した代物をYouTubeでupしました。 この動画の閲覧数ですが、5万6千という閲覧を叩き出し登録者がうなぎ登りになりました。 その後ユイというキャラクターの動画を編集して、YouTubeにupしたのですが短期で6千を越えました。 惜しくも他の動画でアカウントBANになってしまいましたが、底辺だった者が【たかが5万6千ぐらいの動画で何言ってんだ】そう思うかもしれません。 しかし何にも持たない持たざる者の一般人が、誰かの為になることじゃないことで閲覧数を出すのは並大抵のことじゃないのは皆さん解るでしょう? そして皆さんはバスる前に辞めてしまうのが殆どではないでしょうか? トレンドは時にその人の人生を変えてバズらせます。 そして、何がバズるか解らないのが面白いと思うところです。 僕は当時出会い系の掲示板(ピュア)に、「観たい物を魅せてあげる」とタイトルを書き、中身を要約すると、「へルタースケルター」一緒に観ましょう?そんな感じの文章を書きました。 反響が凄いことになり、女の子からのメッセージが半端なく鳴り止まなかったのを記憶しています。 ある意味迷惑メッセかっ! (゜o゜)\(-_-) 内心突っ込みましたが、今でいうバズるという感覚を与えた切っ掛けが、この「へルタースケルター」でした。 僕は出会い系でしたが、バズるという感覚を貰った作品やまだバズる感覚無いですという人も、トレンドには切っ掛けを与えてくれます。 そんな切っ掛けを与えてくれた「へルタースケルター」原案をたまたま見付けたので、懐かしさのあまり買って来ました。 出会い系で書いた日記ですが、当時の日記貼り付けておきます。 ⬇ ハンズのエスカレーターを降りると地下にあるアルパ店B1のクリエ僕は珍しく遅刻せず早めに着いたんですけど、お姉様が気を効かせて下さり、既に上映時間まで調べて下さったので選ぶだけで段取りもせず、お姉様に任せちゃって正解というか楽でしたね!しかも特割じゃないかぁ~お姉様ありがとうございます。 僕は独りでブラブラする時はルート決めるのですけど、デートだと行き当たりバッタリが多いので、今回リードされちゃいました。ただ僕失敗したなと思ったことが一つ…上映時間をもう少し早い時間選んでいたらと後々思っちゃったんだよな!帰り間際にお姉様がクリエでカラオケ行こうと行ってくれて嬉しかったのだが、終電時間と時間を見て次回の楽しみになれたらってことで、また逢う機会が出来たら今度お姉様カラオケ行こうね! 観たいもの観て来たのですが、一番見たかったのは帰り間際でクリエでお茶していた時のお姉様の笑顔だったのかもしれません。 本当笑顔が素敵なお姉様で話題も豊富だから、話しているだけで楽しかったし勉強にもなりましたよ! ↑ 日記は此処までで翌日は、出会い系の日記に「へルタースケルター」観てきた感想を書きました。 ⬇観て来たヘルタースケルターの感想ですが、一言で言うなら真っ赤です(笑)これ蜷川さん狙ったのかな?真っ赤な映像はベータかアルファか詳しいことは解りませんけど、脳波は偏ります。一定の真っ赤な映像には緑の色彩で落ち着かせるのが必要なんだけど、科学的な視点は今回はどうでもいいか?ずっと興奮状態にさせる為なのかと僕は思ったのですけど、内容は過激でありエロくて綺麗でした… 綺麗とは何?これを観客に問い掛けていると思います。 これだけ過激な内容なら、僕の下○身は反応したはずなのに無反応モテキのキスシーンでピクっと来るぐらいなのに無反応 沢尻さんがま〇こと言った時に来たと思ったがあれ?ってかお前の下○身の状態とかどうでもいいって?(_´Д`)ノ~~ 沢尻さんのおっぱい綺麗だったのに無反応もういいわ!(゚o゚)\(-_-)(笑) 綺麗とは朽ちることであり、儚いから綺麗なんです。それを造り上げて維持した状態の綺麗さなんて、外見だけのヘルタースケルター 僕が無反応だったのは理由があります。映像の中でずっと沢尻さんの表情だけに捕らわれた…セックスシーンや裸体なんて目に入らず、沢尻さんの表情だけずっと追っている自分…鏡を見て泣きじゃくりながら笑う一瞬で二つの顔を見せたと思ったら、いきなりキレ出す沢尻さん子供のように笑う沢尻さんから出る狂気もう言葉で上手く言えない程の表情の出しかたが凄過ぎるわ! 昨日観れて良かったです。この作品は過激で歪めいた作品だけど、女の子に見て欲しい… そして今日この日記を書く機会を与えてくれたお姉様ありがとう 楽しかったよん ↑ 当時の日記貼り付けしたので、文章は幼いし稚拙ですけど懐かしいなって思いました。 次に粗筋になります。 素性不明の人気ファッションモデル・りりこは、実は全身を作り変えるほど危険な美容整形手術を施しているという重大な秘密を抱えていた。 りりこは、その美貌でトップスターになっていくが、美容整形の激甚な副作用と仕事のストレスで、心身共に蝕まれていく。 結婚を狙っていた御曹司の裏切り、自身を整形した美容クリニックの隠された犯罪を追う者、生まれながらに美しいがゆえ美に執着しない「期待の新人」である後輩・こずえが登場し、りりこは窮地に追い込まれていき、現実と悪夢をさまよう。 そして付き人の内部リークもあり美容クリニックの違法行為が発覚し、りりこの全身整形の事実も公開され、マスコミの格好の対象にされたりりこは記者会見を行うことになる。そのとき既に、彼女の身体も心も崩壊状態だった。皮膚は剥がれ落ち、拳銃を手に入れていたりりこは、大衆の目の前で自らの頭を撃ち抜き、まさに伝説となるつもりだったが、幻覚と似た境遇で育った刑事に会ったことで錯乱し、記者会見直前、えぐり抜いた自らの左目を楽屋に残し失踪する。 数年後、将来の目標が特になかったこずえは結局流されるままモデルを続け、次第にプロ意識を持ちモデルとして確固たる地位を確立していた。海外のロケに出ていたこずえはスタッフに連れられてフリーク・ショーを見学する。そこで出会ったのは、眼帯を着け見世物として出演しているりりこの姿だった。 ざっとはこういう話になりますが、この作品は未完なのは御存じでしょうか? 未完になってしまったのは、岡崎京子さんの不慮の事故によるものだが、別のスタイルで書こうとしていたともおぼしいかもしれません。 『ヘルタースケルター』のラストページの欄外にあります。 岡崎京子さんはこう書いていました。 「タイガー・リリィの奇妙な冒険の旅が始まっていた。しかし、それはまた別の機会に」と… これだけではなんとも予想がはつきませんが、きっとりりこは新たなタイガー・リリィとして復活するか、それとも復讐するのだろう。「TO BE CONTINUED」とも示されている。 実際岡崎京子さんは、1994年のプロット集『ドリーム・マシン』のなかで、次のようなことをメモにしていた。 「タイガー・リリィの奇妙な冒険/彼女は郊外で笑いながら人を殺す/サバービアン・ピープルは血の池に気付かない/決して/彼女は叫ぶかわりに笑う/叫ぶことを禁じられたタイガー」。 これがどのようにして『ヘルタースケルター』のプロットに転じていったのかはわからないですが、岡崎京子さんのことだから、きっと描きながら2台の自転車が全速力で行き交うようなドップラー効果を実感しつつ、どんどん飛ばしていくつもりだったのだろう。 僕が偉そうに書けませんが、「へルタースケルター」当時の僕は怖い作品だと思いました。 美容整形地獄がこれほど直截に描かれたというのも、初めてなのではないか? 山下柚実さんの『美容整形』(文芸春秋)や谷本奈穂さんの『美容整形と化粧の社会学』(新曜社)でも、ここまでは突っ込んでいないと思います。 そこにはすでに金原ひとみさんの『蛇にピアス』(2003)さえもがすっかり予想されています。 あの芥川賞小説も、身体改造に異様な興味をもった19歳のルイの物語でした。 岡崎京子さんは美容整形がもつ異常性と、そこから社会性を織り込んで縫い付けて魅せて、突き放して魅せました。 プラスティック・ボディと「化け女」の正体を問うたのだ。もっとも、男にはこの感情は今1つわからない物です。 倒錯の賛美か黙想が男でしょう? 美しくなるための整形について、男はまったくビハインドでしたが、時代は変わりましたね? 男の人も女の人も整形する人が増えて来ているのが現状です。 着々とオンラインが主流になり、自宅待機や外出自粛が続く中でプチ整形が流行り出してます。 杉本章吾さんの『岡崎京子論』(新曜社)では、確か1996年11月の「女性セブン」に、こんな特集が組まれていた。 「目は美穂、鼻は常盤、唇は朝香、輪郭は松雪。盗みたいパーツランキング!」。20年以上前の話ではあるが、500人のアンケートによって、目は中山美穂・安室奈美恵・瀬戸朝香、鼻は常盤貴子・宮沢りえ・松雪泰子、唇は瀬戸朝香・篠原涼子・中山美穂がトップ3に入ったという… 余談になり話は反れましたが、僕にバズる切っ掛けを与えた「へルタースケルター」買ってきた日記でした〆