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Yonayonakun’s diary

雑記ブログ

竜とそばかすの姫(美女と野獣)は50%50%


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7月19日に発表された17、18日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、細田守監督の劇場版アニメ最新作「竜とそばかすの姫」が、初登場で首位を獲得しました。
・土日2日間で約45万9000人を動員
興行収入は約6億8000万円を記録
・公開初日から3日間の累計動員60万人、興行収入8億9000万円を突破
最終興行収入約58億5000万円を記録した「バケモノの子」を上回るヒットスタートとなっています。
(Y!ニュース参照)

初登場作品では、サスペンス映画「SEOBOK/ソボク」(イ・ヨンジュ監督)が10位にランクインした。
前週、首位スタートを切った「東京リベンジャーズ」(英勉=はなぶさ・つとむ=監督)は、土日2日間で動員約26万7000人、興行収入約3億6700万円を記録し、2位にランクイン。累計では、動員110万人、興行収入15億円を突破した。

 そのほか累計では、3位の「ゴジラvsコング」(アダム・ウィンガード監督)が動員91万人、興行収入14億円、6位の劇場版アニメ「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)は動員664万人、興行収入101億5000万円を突破。7位の「キャラクター」(永井聡監督)は興行収入13億円、8位の「るろうに剣心 最終章 The Beginning」(大友啓史監督)が興行収入22億円、9位の「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」(江口カン監督)が12億円にそれぞれ達している。

現在の映画ランキング

1位竜とそばかすの姫


 2位 東京リベンジャーズ

 3位 ゴジラvsコング

 4位 ハニーレモンソーダ

 5位 ブラック・ウィドウ

 6位 シン・エヴァンゲリオン劇場版

 7位 キャラクター

 8位 るろうに剣心 最終章 The Beginning

 9位 ザ・ファブル 殺さない殺し屋

 10位 SEOBOK/ソボク

こうなります。

竜とそばかすの姫を観た感想になりますが、ニュース記事引っ張って来て1位になった理由を述べるのではなく、僕の結論は50%50%になりました。
50%50%ってどういうこと?
それをこれから説明しますが、竜とそばかすの姫どんな物語なの?
引用になってしまいますが、粗筋書いて行きます。

『竜とそばかすの姫』(りゅうとそばかすのひめ)は、巨大インターネット空間の仮想世界を舞台に少女の成長を描いたオリジナル長編アニメで、スタジオ地図制作による日本のアニメーション映画。
未来のミライ』に続く細田守監督による長編オリジナル作品第6作。

・監督,脚本,原作
細田守さん
(代表作「サマーウォーズ」「未来のミライ」「おおかみこどもと雨と雪/2013」等)

・出演者
シンガーソングライター中村佳穂さん
(劇中歌の歌唱や一部作曲等務める)

成田凌さん
染谷将太さん
玉城ティナさん
幾田りらさん
森川智之さん
津田健次郎さん
小山茉美さん
宮野真守さん
森山良子さん
清水ミチコさん
坂本冬美さん
岩崎良美さん
中尾幸世さん
佐藤健さん
・音楽岩崎太整さん(音楽監督
Ludvig Forssell
坂東祐大さん主題歌millennium parade × Belle(中村佳穂さん)
「U」撮影李周美さん
上遠野学さん

・ベルのデザイン
アナと雪の女王
塔の上のラプンツェル
ジム・キムさん
他海外のクリエイター

2021年7月15日に第74回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション「カンヌ・プルミエール」部門にてワールドプレミア上映されました。
細田監督作品がカンヌ国際映画祭で上映されるのは『未来のミライ』(第71回カンヌ国際映画祭・監督週間)につづいて2作連続である。

登場人物

〜粗筋〜

高知県の田舎町に住む女子高生・すずは幼い頃に母を事故で亡くして以来、大好きだった歌を歌えなくなり、父との関係にも徐々に溝が生まれていた。
作曲だけが生き甲斐となっていたすずは、ある日全世界で50億人以上が集う超巨大インターネット空間の仮想世界〈U〉にベルというキャラクターで参加。そこでは自然と歌えたすず(ベル)は、自ら作った歌を披露していくうちに歌姫として世界中から注目を集め、遂にはコンサートが開かれるが、コンサート当日、突然謎の竜が現れて、コンサートは台無しになってしまう。
だが、ベルはそんな竜が抱える大きな傷の秘密を知ろうと接近し、竜もまたベルの優しい歌声に少しずつ心を開いていく。そんな中、世界では「竜の正体探し」が動き出す。
ウィキペディア参照



〈U〉(ユー)の世界でのアバターは〈As〉(アズ)、〈U〉を利用している〈As〉の所有者は「オリジン」と呼ばれる。

以下、人物名は愛称 / 氏名/ 〈U〉参加者で〈As〉の名が判明している者の順に表記 。

・すず / 内藤鈴(ないとう すず) / ベル (Belle)
声 - 中村佳穂さん本作の主人公。
母親を亡くしてから現実世界に心を閉ざし、大好きだった歌が歌えなくなる。〈U〉の世界では、ベルとして、並外れた歌声と華やかな美貌で絶世の歌姫として絶大な人気を誇る。

・しのぶくん / 久武忍(ひさたけ しのぶ)声 - 成田凌さん
すずの幼馴染み。
バスケ部所属。女子から絶大な人気がある。今でもすずのことを気にかける。

・ヒロちゃん / 別役弘香(べつやく ひろか)声 - 幾田りらさん
すずの親友で彼女を〈U〉の世界に誘い、「ベル」としてプロデュースするキーパーソン。すずがベルであることを唯一知っている人物。

・カミシン / 千頭慎次郎(ちかみ しんじろう)声 - 染谷将太さん
すずの同級生。カヌー部所属。暑苦しく、少し空気が読めない。

・ルカちゃん / 渡辺瑠果(わたなべ るか)声 - 玉城ティナさん
すずの同級生。
吹奏楽部所属でアルトサックス担当。太陽のように明るく学校中の人気者。実はある人物に想いを寄せている。

・すずの父声 - 役所広司さん
すずの父親。妻を亡くし、娘との距離が掴めずにいる。

・すずの母声 - 島本須美さん
すずに歌う楽しさを教えてくれる。合唱隊に所属していた。
すずが幼い頃、氾濫した川の中洲に取り残された子供を助けて、帰らぬ人となる。

・イェリネク声 - 津田健次郎さん
「竜の正体探し」で候補に挙がる現代美術アーティスト。
・スワン声 - 小山茉美さん
「竜の正体探し」で疑惑の人として挙がる貴婦人。
・ひとかわむい太郎 & ぐっとこらえ丸声 - 宮野真守さん
「竜の正体探し」を盛り上げるYouTuberコンビ。
・恵(けい)声 - 佐藤健さん
東京で父と弟・知と暮らす男の子。
・恵と知の父声 - 石黒賢さん
自分の教育方針を子に押しつけ、モラハラパワハラ、DVを行っている。

・合唱隊

吉谷(よしたに)さん
声 - 森山良子さん漁師。
合唱隊のリーダー。喜多(きた)さん
声 - 清水ミチコさん
酒屋を営む合唱隊のメンバー。
奥本(おくもと)さん声 - 坂本冬美さん
自作農家をしている合唱隊のメンバー。中井(なかい)さん声 - 岩崎良美さん
医師。合唱隊のメンバー。畑中(はたなか)さん声 - 中尾幸世さん大学講師。合唱隊のメンバー。

〈U〉の世界

竜(りゅう)声 - 佐藤健さん
〈U〉の世界にて忌み嫌われている謎の存在。黒い竜の姿をしている。
背中に複数の痣があり、〈U〉の世界に存在する武道場に乱入しては「道場破り」を繰り返している。
初めはベルに対しても強い拒絶反応を示していたが、次第に心を開いていく。

ジャスティン声 - 森川智之さん
自警集団「ジャスティス」のリーダー。〈U〉の世界を脅かす竜を追っている。〈U〉の世界におけるアバターの〈As〉を、強制的にアンベイル(現実世界での姿に戻す)する効果がある鉱石を持っている。

ペギースー声 - ermhoiさん
〈U〉の世界にてカリスマ的な人気を持つ歌姫。自信家で気性が激しく、突如現れたベルに人気を奪われて嫉妬する。


序盤までは良いとして、中盤以降物語が複雑に分岐していきます。
挑戦的な表現をする監督だからこそ僕の中での期待感が大きくなり、見終わった後違和感ありました。
話の分岐は落としどころを見誤った脚本で、話の内容(脚本)を歌で覆すシーンが大きいです。
確かに歌のシーンは感動的ですし、実際感動もしました。
沸き上がった感動ですが、映画の内容ではなく、中村佳穂さんとmillennium paradeによるMVの感動ではないのか?

見終わった後そう思いました。
まずこれが50%50%の答えになります。
前半期待するところは、すずがベルの姿に頼らずに自分自身で歌を取り戻すのをどう解決するか?
竜と呼ばれるAsが登場してから、物語の分岐(脚本)という落としどころを見誤った話になってしまいます。
歌でカバーしてしまう物語に書き換えられてしまうのです。
【竜】を消すため、世界中で正体が何者であるかを探る動きが始まり、すずもヒロちゃんとともに正体探しを行います。

すずはベルとして、直接【竜】が隠れている場所へ訪れるところから脚本分散でしょ?
ストーリーの中心が竜の正体探しへシフトしてしまいます。
すずのストーリーと繋がっていれば僕達観客は納得しますが…
竜に惹かれる描写も欠けています。
何に中心を当てて、何処で落とすかが欠
けていて、中心となるはずのすずの内面のストーリーへは発展しないのです。
竜とそばかすの姫の落としどころは、すずが【ベルではなくすず自身が歌を歌いたい晒せるチャンスを得た】そう持ってくれば良かったんじゃないか?
自分自身そう感じましたし、偉そうに1素人の一般人が色々と言えません。

主に3つに問題があります。
その3つ上げますと…
・すずの内面克服
・竜のミステリ
・青春ストーリー
この3つが繋がりません。
整理も連携も無いのなら、脚本を削ってすず中心の内面へと物語を持って行けば僕は納得したし、1位も頷けます。
だって現実世界の中心って何処なんよ?

観客は迷うし、色々考えさせられて面白い部分はあるんだが疲れてしまう映画かな?
こうだったら?
こうなったら?
こうしたら?
見ていて色々考えてしまいます。
ある意味成功なんですけど、歌で一気に話の内容を返済し、映画を観て考えていた内容を一気に吹き飛ばす。
あれ?
あれ?
今何考えていたっけ?
こんな錯覚に陥ります。

すずが自分自身晒して歌えるようになる目的は達成し、最高潮を迎え感動しました。
歌も素晴らしかったのに、此処で終わらせておこうよって考えがまた浮かぶんだよね?
現実パートで竜の問題を解決するというストーリーが展開されてしまいます。
説得力あるなら良いが無理だろう?

雑記と日記を足したレビュー記事みたいになりましたが、僕は50%50%という感想になりました。
脚本を歌で誤魔化すみたいな?
歌が素晴らしいからこのような感想になりましたが、竜とそばかすの姫は物語の落としどころを見誤っているように思いました。

終わります〆